BMXフレームのジオメトリーに
STANDOVER HEIGHT(スタンドオーバーハイト)
というサイズがあります。
場所はどこかというと、シートを取り付ける部分のパイプの長さです。
測り方は、BBの中心部分からまっすぐ上にきて、トップチューブの接合部分の中心部分までの距離です。
今自分が乗っているこのCULTのBIGGIEフレームのスタンドオーバーハイトは9.65インチです。
これはBMXのフレームの中では長い方の部類で、CULTの中で比較すると、
NAME | SH |
BIGGIE FRAME | 9.65″ |
DAK FRAME | 9.25″ |
HEAVEN’S GATE FRAME | 9″ |
WALSH FRAME | 9″ |
HAWK FRAME | 8.75″ |
DEHART FRAME | 8.75″ |
CREW FRAME | 8.75″ |
2SHORT FRAME | 8.65″ |
SHORTY FRAME | 8.65″ |
TECH FRAME | 7.70″ |
1番長いもの(BIGGIE FRAME)と短いもの(TECH FRAME)の差は、1.95インチなので約5cm程の差があります。
白が膨張色なんでなんか余計にデカく見える笑
ここからが本題ですが、
スタンドオーバーハイトの長さは何に関係してくるのか?というと、
実際に乗ってみて分かったことは、特に何も変わりませんでした。ということ笑
前回乗っていたフレームがHEAVEN’S GATEで9インチ。
今回のがBIGGIEフレームで9.65インチ。
差は0.65インチで1.6㎝くらいです。
大して差が無いので、何も変化が感じられなかったのは当然と言えば当然ですが、
世間一般的に言われているスタンドオーバーハイトの特徴やメリット
というものは存在するので、ここで紹介したいと思います!
スタンドオーバーハイトが短いと、テールウィップがやり易くなる
ストリートライダーにはあまり関係が無いですが、テールウィップを何回も回したい方にはスタンドオーバーハイトが短い方が好都合です。
バイクを回しやすいというのと、キャッチで跨ぐ際にもスタンドオーバーハイトが短い方が圧倒的に跨ぎやすくなります。
スタンドオーバーハイトが高いと、バースピンがやり易くなる
テールウィップともう1つBMXを代表するトリックでバースピンがありますが、バースピンをする時にシートは高い方が足で挟みやすいのでバースピンがやり易くなります。(シートを足で挟むことでバイクが左右にブレにくくなり安定するから)
ただ、スタンドオーバーハイトが低くてもシートポストを引き延ばせば高くはなりますけどね笑
見た目の好み
個人的にはこの点が重要かなと思っています。
スタンドオーバーハイトが高い方がフレームが大きく見えるので見た目がカッコいいです。偏見です笑
あと、シートを高くしなくてもイイという点も自分にとってはメリットです。
個人的にあまりシートポストが飛び出てる感じが好きじゃないので、スタンドオーバーハイトが高いおかげでシートポストを引き延ばさなくても、ある程度の高さでセッティングを出せるというのがイイですね!
軽量化
これは微々たるものですが笑
スタンドオーバーハイトが短いフレームは長いものに比べて、その分だけパイプを短くしてフレームを作れるので軽量化に繋がります。
パークライダーが短いフレームを使用している理由にはこの点も関係しているのかなと思います。
以上がスタンドオーバーハイトについての見解です。
他のジオメトリーに比べてそこまで重要では無いですが、気にしてみると案外面白いものです。
1度で良いからめちゃスタンドオーバーハイトが短いフレームにも乗ってはみたいですね笑