BMXは技をするための自転車
というイメージを持っている一般の方たちが多いと思いますが、そんな事はないです!
車体が小さいので、小回り効くし、強度も普通の自転車に比べたらハンパないくらい頑丈なので、普段使いでもBMXに乗る事のメリットは沢山あります!
なのでトリック専用っていうイメージを払拭することも兼ねて、街乗り用BMXを自分で組んでみる事にしました。
払拭というと言葉足らずですけど、やっぱり色んな人に乗ってもらいたいですもんねBMXに。
街でBMX見かけたら嬉しくなるし、ちょっと乗りこなせたらものすごく楽しいです!
街乗り用BMXということで、トリックのやりやすさは後回しにして、快適に街中を走れるような仕様をまず考えてみます。
・前後ブレーキを付ける。
・シート(サドル)の高さは高くまで上げれるようにする。
・転がり易さを重視してブロックタイヤでは無く、スリックタイヤにする。
・坂道もある程度走る事を考慮した歯の数。
・夜も安全に走る為にライトをつける。
・フリーコースターハブではなくカセットハブの方にする。
以上の事を踏まえて、出来た街乗り用BMXがこちらです!
なるべく自分のメインで乗っているBMXの感覚を残しつつ、快適に街中を走れる仕様にしました。
先程紹介した、BMXを街中で快適に走る為の組み方や考え方を紹介します!
前後ブレーキを付ける。
まず重要なのがブレーキです。
後ろのブレーキは取り付ける台座があるフレームが多いのでそれを選べばいいのですが、問題は前ブレーキです。
BMXの完成車には基本的には前ブレーキも付属していますが、キャリパーブレーキと言って制動力がいまいちなブレーキが付いています。
キャリパーブレーキのままでも良いのですが、せっかくなら見た目も少しカッコよくして、より強く効くブレーキを付けたいという事で、買ったのがこのODYSSEYのF-32フォーク。
ODYSSEYのフロントフォークにはRシリーズとFシリーズがあって、Rはフロントブレーキ台座無し、Fはフロントブレーキ台座が付いているモデルになっています。
このフォークを使えば、ODYSSEYのSPRING FIELDというブレーキも取り付けることが出来ます!!
SPRING FIELDブレーキはODYSSEYが販売しているブレーキです。
値段が安くて、真ん中にあるバネひとつで構成されているので、初心者の人でも調節が簡単というのがメリットです。
そして前ブレーキのケーブルはフォークの中に通して、見た目もスッキリさせます。
リアブレーキは、普通に1本引きでもいいですが、見た目をカッコよくしたかったのでジャイロブレーキにしました。
シート(サドル)の高さは、高くまで上げれるようにする。
これもかなり重要な部分。
トリックする時はシートに座る事がほぼ無いので、そこまで重要視する部分ではないのですが、街乗りとなると話は別です。
快適にシートに座る為に必要なのは以下のポイントです。
・シートの高さは、高くまで上げれるようにする。
・座っても快適な硬さのシートを選ぶ。
・シートの角度を平行に近く調節する。
シートの高さを高く出来るようにするためには、長いシートポストが必要です。
自転車は膝の曲げ伸ばしを少なくした方がペダリングの効率が良いので、シートは高く出来た方が漕ぐのは楽なんです!
ということで、これをチョイス!
KINKBMX – STEALTHシートポスト
シートの取付システムには、PIVOTAL(ピボタル)、STEALTH(ステルス)、TRIPOD(トライポッド)、RAIL(レール)の4種類があります。
基本的には同じシステムのシートとシートポストを組み合わせますが、PIVOTALとSTEALTHには互換性があるので、今回はPIVOTALシートとSTEALTHシートポストの組み合わせでいきます。
シートポストには長さが様々な種類があります。
200mmと330mmのラインナップが、どのブランドも豊富です。
今回は高さが欲しいので330mmを選びました。
長過ぎた分はパイプカッターやノコギリなどで簡単に切断できます。なので長いシートポストを買っておけば街乗り用でなくとも使える事は間違いないです。
シートの硬さや大きさはモデルによってかなり変わります。
モデル名にFAT(ファット)やBIG(ビッグ)という名前が付いているモノは、幅や厚みがあるモデルが多いのでそれを選ぶといいです!
今回は以前使っていた、CULTのOccult Padded BMX Pivotal Seatを使う事にしました。(現在は廃番商品)
このシートは幅も広くてフカフカなので座ってもお尻が痛くなりづらいので街乗りにピッタリです。
シートの角度も重要で、BMXのシートは斜めになっているイメージが強いと思います。
理由は見た目がカッコいいとか、そうしてる人が多いとかいろいろな理由がありますが、実際長い時間シートに座る事を考えると、地面と平行に近い方が快適なのは間違いないのです笑
TRIPOD(トライポッド)システムのシート以外は、割と角度が自由に変えれるので、PIVOTAL(ピボタル)などのタイプを選ぶのがオススメですね。
今回は、なるべく平行に近い斜め具合のセッティングにしてみました。
転がり易さを重視してブロックタイヤでは無く、スリックタイヤにする。
タイヤは大きく分けると、ブロックタイヤとスリックタイヤがあります。
ブロックタイヤはダートコース(土のフィールド)で走りやすく、滑りづらい設計のタイヤです。
街中で走る事を考えると、転がり抵抗も少なく快適に走れるスリックタイヤを選ぶ事をオススメします。
タイヤの幅は1.95から2.4まで様々な種類があります。
細いタイヤの方がスピードは出ますが、安定性を重視するなら太めのタイヤをチョイスするのが良いです。
今回履いているタイヤは、CULTのFAST&LOOSEというタイヤで、太めのスリックタイヤです。
普段使っているタイヤなので、乗り慣れているタイヤというのもありますが、スリックタイヤで快適に走れるのでこのタイヤを
選ぶ事にしました!
前編は以上で終了です。
次回は、
・坂道もある程度走る事を考慮した歯の数。
・夜も安全に走る為にライトをつける。
・フリーコースターハブではなくカセットハブの方にする。
この3つです!