BMX DICTIONARY(BMX用語辞典)

Contents

サイズ

トップチューブサイズ

フレームの1番上のパイプの長さのこと。身長やライディングスタイルに合わせて選ぶのが一般的。短いものだと18インチから、長いものは21インチ以上のものまで存在する。

ヘッドチューブアングル

フレームの1番前の部分のパイプの角度のこと。角度が浅くなると安定感が増し、きつくなるとクイックさが増す。

シートチューブアングル

チェーンステーに真っ直ぐ線を引いた所からシートチューブの中心から真っ直ぐ線を引いた所までの角度のこと。

スタンドオーバーハイト

ボトムブラケットを取り付ける部分の中心からシートチューブの上部の中心までの長さのこと。

チェーンステーレングス

ボトムブラケットを取り付ける部分の中心から、リアホイールを取り付ける部分までの長さのこと。フレームの中で最も乗り味に影響が出る部分と言われている。

BBハイト

地面からフレームのボトムブラケットを付ける部分の真ん中までの長さのこと。サイズが変わると、乗ってる時の安定性などが変わります。

アップスウィープ

ハンドルバーのグリップを取り付ける部分の上角度のこと。1度~4度が標準。

バックスウィープ

ハンドルバーのグリップを取り付ける部分の後角度のこと。10度~12度が標準。

ライズ

高さのこと。ハンドルバーのライズやステムのライズなどがある。

オフセット

主にフロントフォークの突き出しの長さのことを指す。オフセットが短いと、ハンドリングのクイックさが増し、長くなると安定感が増す。

リーチ

主にステムのフォークを入れる部分の中心から、ハンドルを固定する部分の中心位置までの距離のことを指す。

トリック

バニーホップ

BMXの基本トリック。フロントを上げてからリアを上げて飛ぶ動きが、うさぎ跳びに似ていることから由来。

ダコる。

フロント着地の事。Dakota Rocheが360をする時にフロントを下げて、フロントから着地していたことから由来。

フェイキー

後ろ向きに走るトリック。

ウォールライド

壁を走るトリック。

180

180度回転するトリック。フェイキーとセットで覚える。

360

360度回転するトリック

540

1回転半回るトリック。

720

2回転回るトリック。

バースピン

ハンドルを回すトリック。

テールウィップ

車体を1回転させてキャッチするトリック。大技。

トラックドライバー

360度回りながらバースピンをするトリックのこと。

バスドライバー

ゆっくりとしたスピードでバースピンをするトリック。

フィーブルグラインド

前輪は上に乗せて後ろのペグを使いグラインドするトリック。

スミスグラインド

後輪は上に乗せて前のペグを使いグラインドするトリック。

アイスピックグラインド

後ろのペグのみを使いマニュアルのようにグラインドするトリック。

トゥースピックグラインド

前側のペグのみを使いグラインドするトリック。

トゥースピックハングオーバー

前側のペグのみを使いグラインドをして、セクションを跨ぐようにリアホイールをかわすトリック。

ラッキーグラインド

ペダルと後ろのペグを使い、前輪を下げてグラインドするトリック。

アンラッキーグラインド

前ペグと前側のペダルを使い、後輪を下げてグラインドするトリック。

スイッチ(オッポ)

逆の事。自分の利き回り方向をレギュラー、逆をスイッチという。

ディケイド

ハンドルを持ったまま、自分が1回転してまたペダルに戻るトリック。

ハングファイブ

前ペグに足を乗っけて後輪を上げて、前側のタイヤのみで走るトリック。フラットランド発祥トリックだがストリートでも使える。

ノーズマニュアル

フロントタイヤのみで走るトリック。

マニュアル

前輪を上げたまま走るトリック。ペダルを漕がないとマニュアル。ペダルを漕ぐとウィリーというトリックになる。

スネぺ

脛にペダルが当たること。プラスチックのペダルでも痛いが、鉄ペダルだと半端なく痛い。

フットジャム

前輪とフロントフォークの間に足を入れて、後輪を上げるトリック。足を入れる位置によってトリックの名前が変わる。

キャンキャン

片方の足をペダルから外し、反対側のペダルの方に突き出すトリック。

ゲシる

セクションの角や表面に、タイヤが当たること。激しくゲシるとリム打ちパンクする。

インバート

車体を横に傾けるトリック。90度以上をインバートという。

テーブルトップ

車体を横に傾けるトリック。90度をテーブルトップという。

ターンダウン

フレームを足で前に押し出し、ハンドルを曲げながら上半身をフレームに覆い被せるというトリック。

ルックバック

ターンダウンの派生系トリックで、やり方はターンダウンと同じだが、飛ぶ方向がターンダウンと違うので呼び名が変わる。

トボガン

片方の手を離し、片方の手はハンドルを切りながら腕で前に押し出す。離した手はシートを掴むというトリック。

X-UP

ハンドルを両手で持ったまま、ハンドルを切るトリック。

フレア

バックフリップと180を組み合わせたトリック。

バックフリップ

後ろに1回点回るトリック。

フロントフリップ

前に1回転するトリック。

バイクフリップ

車体のみを1回転させてもう1度キャッチするトリック。

ハーフキャブ

フェイキーから半回転して、正面を向くトリック。

フルキャブ

フェイキーから1回転して、またフェイキーに入るトリック。

パーツ

ケブラビードタイヤ

タイヤの種類。アラミド繊維と呼ばれる素材を使用したタイヤ。高価であるが、軽量で頑丈、折りたたんで携帯が出来る。

プラスチックペグ

アルミまたは鉄で出来たコアと呼ばれるパーツに、強化プラスチックのスリーブをかぶせるタイプのペグ。鉄ペグに比べて、あらゆる素材に対して滑りやすく、そして軽量。

ピボタル

サドルの取り付け方式。サドルの真上からアーレンキーを入れて固定する。自由に角度を変えることが出来る。

トライポッド

サドルの取り付け方式。シートポスト側から固定。作りを簡素に出来る為、軽量することが出来る。

ジャイロブレーキ

ハンドルやフレームを何回転回してもブレーキのケーブルが絡まない構造のパーツ。

レール

シートとシートポストを取り付ける部分がレールになってるもの。

ステルス

シートを固定する規格の種類。ピボタルのようにシートの上部に工具を入れる穴を作る必要がないので見た目がスッキリしているのが特徴。

低圧タイヤ

低気圧で使用するタイヤ。値段が普通のタイヤより安いなどのメリットがあるが、耐久性が少し劣るといったデメリットもある。

カセットハブ

一般的なタイプのリアハブ。音の種類がモデルによって様々な種類がある。

フリーコースターハブ

フェイキーをした時に、クランクが回らないという特徴を持ったリアハブ。

プラネタリーシステムフリーコースターハブ

最新タイプのフリーコースターハブ。遊びが少ない、重量が軽いなどのメリットがある。

トップロード

ステムの種類。ハンドルを固定する位置が上部にあるのでトップロードと言われている。ハンドルの位置を上げるのに有効。

フロントロード

ステムの種類。ハンドルを固定する位置が前部にあるのでフロントロードと言われている。

3ピースクランク

左右のクランクとスピンドルシャフトがそれぞれ独立しているクランクのこと。BMXで最も使用されている規格。

2.5ピースクランク

片方のクランクアームとスピンドルシャフトが繋がっていて、もう片方のクランクアームが独立している規格のクランクのこと。

2ピース

構成する鉄のパイプの本数が2本のパーツのこと。主にハンドルバーでよく使われる。

4ピース

構成する鉄のパイプの本数が4本のパーツのこと。主にハンドルバーでよく使われる。

American BB

初期のBMXに良く使われていたBBの規格。 今現在は安いBMXの完成車などに一部利用されている。

Mid BB

現在最も主流なボトムブラケットの規格。

Euro BB

ヨーロッパを中心に流行ったボトムブラケットの規格。今現在はかなり少ない。

製法・素材

41Thermal

ODYSSEYが開発した、焼き入れ方式の名称。BMXのパーツを頑丈にすることが出来る。

Invenstment Cast

鋳造法の事。BMXではフレームやフロントフォークを作る際によく用いられる。あらゆる形のパーツの制作が容易であり、見た目もスッキリさせることが出来る。

CNC

コンピューターを使って機械の距離や速度をコントロールして鉄を削り出してパーツを作る製法のこと。

焼き入れ

高温で鉄を焼くことによって、より強度を高めることが出来る。

クロモリ

クロムモリブデン鋼のこと。BMXでは主にこの素材が多く使われる。

ハイテン

ハイテンション鋼のこと。安い価格帯のBMX完成車やパーツなどに使われている。クロモリより強度は劣るが、充分強い。

トライモリ

トップチューブ、ヘッドチューブ、ダウンチューブにのみクロモリが使われているフレームのこと。中級グレードのBMX完成車に使われていることが多い。

チタン

クロモリなどのBMXのパーツで使用される鉄よりも重量が軽いという特徴を持った素材のこと。加工が難しいので価格が高い。

マグネシウム

チタンよりさらに軽い鉄の素材のこと。軽いが強度がないのでBMXのパーツでは一般的には使用されない。

カーボン

炭素。BMXフリースタイルではほぼ使用されないが、BMXレースでは1部使用されるケースもある。

その他

シグネチャー

英語で署名という意味で、BMXはあるライダーが設計や製作をしたパーツといった意味で使われる。