CULTCREWから新しく発売されたカセットハブとフリーコースターハブを簡単に切り替えることが出来るHYBRID REAR HUBの構造や切り替え方法、他のリアハブとの比較をしたいと思います!

HYBRID REAR HUBの特徴
まずこのハブがどんなリアハブかというと、中身をバラして簡単にパーツをセッティングする事によって、
・カセットハブにもなるしフリーコースターハブにもなる。
・フリーコースター仕様にした場合、遊びの量も大、中、小と3段階で簡単にセッティングすることが出来る。
という特徴を持ったリアハブです。
最近まではドイツのBMXブランドであるWe The PeopleやEclatがこの構造を使用したハブを発売していましたが、アメリカのBMXブランドからは多分初?ではないでしょうか。
その他、重量がカセットハブ並に軽い(実測値530g)、価格も他のフリーコースターハブと比べて安価(2025/08時点 税込33,000円)というメリットもあります。
耐久性に関しては自分は実際にこのハブを使ったことが無いので断定は出来ませんが、シンプルに考えて内部の構造を見る限り従来のフリーコースターハブに比べて複雑さも無いし、他ブランドの同じ構造のハブを実際に使っているライダーの話も聞くとかなり評判がいいです。
このHYBRIDハブ以外のフリーコースターをオススメする理由が見つからないくらいって言ってるライダーもいるくらいです笑
確かにこれでハードに使ってみて壊れないなら、重量も軽くて、価格もそんなに高くない、カセットハブにも切り替えれる。最強のハブですね!
他のハブとの比較
今現在発売されているCULTのフリーコースターハブはHYBRIDを含めて3種類ありまして、それぞれの情報とメリットデメリットを表にまとめてみました。

通常のフリーコースターであるCrew Freecoasterとの大きな違いは重量です。
150g以上の差があり、ホイール周りは乗ってる時の重たさを特に感じやすいので、かなり大きな違いです。
一方で、Astronomical Freecoasterとの違いは遊びです。
Astronomicalは遊びの小ささがカセットハブとほぼ変わらないぐらい無いのにも関わらず、フェイキー時にクランクがかかってしまうアクシデントに遭遇する確率がほぼ無いのが大きなメリットです。
一方でHybridハブに関しては遊びの量を小さくする事は出来ますが、通常のフリーコースターと同様にフェイキー時にクランクを前に漕ぐとかかります。
ただ、この特性を利用してフルキャブというトリックをする時に、わざと前に漕いで引っ掛けてフロントタイヤを持ち上げて回るやり方が出来ます。
このフルキャブのやり方の違いに関しては、別の記事で解説してますので、こちらを見てみてください。
HYBRIDのフリーコースターの遊びの調節方法
中身を空けていきます。
まず、コグ側のボルトを外します。

ボルトを外したら、コグを手で抜き取ります。

コグを抜き取ったらハブの中に円盤みたいなパーツがあるので、若干取り出しにくいですが頑張って取り出します。


これが遊びの量を司ってるパーツになります。これを分解して、パーツの位置を変えることで遊びの量を変えれます。
裏側がリングで固定されているので、専用工具を使って外します。このリングを外すスナップリングプライヤーという工具はホームセンターとかに売ってます。

ばらすとこんな感じになってます。

戻す時には、①を一番上にして⑥まで、この向きのまま組み立て直しますので覚えておいてください笑
①〜③までは上下の向きがありますが(写真の向きのまま組み立てる)、④〜⑥は上下どっち向きでも大丈夫です。
このパーツたちの中から、②と③を組み合わせて遊びの量を変えます。
ではまず③のパーツを見てみましょう!
③のパーツには出っ張りが3か所あります。そしてそれぞれの間隔が違うのが見て分かると思います。

・A – B(中)
・B – C(小)
・A – C(大)
この間隔の違いが遊びの量を表していて、②のパーツをどこに配置するかによって遊びの量を変えることが出来るという仕組みです。
②のパーツにも内側に出っ張りがありますのでこれを遊びの量を設定したい所の間に入れて、②を③の上に重ねます。

この写真は③のA – Cの間に入れているので最大の遊びの量になる設定ですね。

これはB – Cの間に入れているので、最小の遊び幅設定になります。

遊びの量が決まったら①のパーツを②と③の上から入れて、反対側から④、⑤と重ねて最後に⑥のリングで固定します。
後はハブの中にさっき組み立てたパーツを向きを間違えずに入れて、コグを入れてナットを締めて完了です!
HYBRIDフリーコースターの仕組み。
遊びの調節方法は上記のとおりですが、先程組み立てたパーツがどういう仕組みでフリーコースターの機能を実現しているかを、一応ですが紹介させてください!
まずはコグの構造ですが常に爪が寝ている状態になっています。
爪が常に寝ている状態なので、ハブが前に回っていようが後ろに回っていようが、このコグはハブ本体に引っかからないのでフリーコースター状態です。

どうやって爪が飛び出ないようにしているかというと磁石が使われています。

この磁石が爪を磁力で引っ張って爪を常に寝かせています。
そしてこの爪を起き上がらすのが先程の分解したパーツの中にある②のパーツです。
②のパーツの上側には3カ所出っ張りがあります。

このでっぱりがコグの爪を立たせることによって、ハブ本体と噛み合ってハブが回る構造になってます。
なので②のパーツの向きを間違えると正常に機能しなくなるので、注意しましょうっていう事ですね。

写真だけで説明するのはちょっと難しすぎました笑
カセットハブへの切り替え方
カセットハブへ切り替える方法は、遊びを調節したときと同様に、コグ側のボルトを外して、コグだけを取り出します。

中に入ってるこのパーツはそのままでOKです。

コグを取り出したら、付属している3つのバネを爪部分に取り付けるだけです。
爪を一旦取り出してから、バネを入れて爪をまた再度入れると装着しやすいです。

この時に爪とバネの位置、向きに注意して入れましょう!
そしてコグをハブに戻して、ナットを締めて完了です!
いかがだったでしょうか?
このシステム考えた人は天才ですね♪